仙台に住んで9年、住む前のイメージは杜の都、伊達政宗、広瀬川慕情、松島、ササニシキ、笹かま、青葉城などか。三大不美人の町との噂も聞いたが札幌から来ると、なるほど、という印象だった。もはや慣れてしまったのだろう、あまり気にならない。
地形的には太平洋側で平野も広いが、東北自動車道で仙台市内に入ると驚かされる。トンネルを抜けるといきなりの大都会、これは特筆してよい、青葉山トンネルの役割は実に大きい。つまりは、山、川、海に恵まれた土地と言える。
歴史的には奈良時代以前より、多賀城、陸奥鎮守府、奥州探題など朝廷の北限地域だったが、その後は東北の中心という役割だろう。仙台は東北中では何でも一番良い、が自慢らしい。雪も少なく、夏は涼しい。
野球、サッカーのプロチームがあって、東北の他県と比べれば、住む側にとってはありがたいことであった。2011.3/11の大震災はともかく、仙台は暮らしやすい町であった。(2012年当時)
仙台暮らしの際、東北各地を巡ったときの記録を書き留めていく。
今回は「青森・秋田」編!
目次
~食べ物編~
東北は魚介類が安くてうまい。三陸は特に種類が豊富。残念ながら大震災で三陸海岸は大きな被害があった。早期の復興を祈るしかない。肉も牛、豚、鶏とこれまた、それぞれブランドがある。馬刺しもうまい。九州方面では牛や鶏など、ウィルス感染で痛手を被ったが東北は伝統が続いている。福島の原発事故がこれまた漁業、酪農に大きな被害を与えた。今のところ政府の対応を待つしかない。
青森
フジツボ、つゆやきそばはよい。津軽そばは柔らか過ぎる。
いまいちの牛乳味噌カレーラーメン。それよりは焼き干しラーメンがうまい。
一番は嶽キミというトウモロコシ。これは岩木山麓の土壌により甘―い身となる。
クリガニは見ただけで食べていない。弘前あたりの花見で食べるらしい。
東北6県でも魚介類は一番にうまくて安い。
十和田牛、田子のにんにく、シャモロック。水道の水までうまいのが青森市。大間のマグロ。さらには冬の青森駅のホームで食べる立ち食いそば。(ホームの駅そばはやがて廃止)
秋田
ハタハタは珍味、あまり身がない、卵は食べづらい。12月の解禁は冬の風物詩なり。山形県側では禁漁期間は甘いようだ。
本場のキリタンポは煮崩れしない。しかも比内地鶏のダシ。これは濃厚な味の鍋。比内地鶏はダシに良い。
横手やきそばは半熟の目玉焼きが重要。これがないとうまくない。
稲庭うどんは旨いが高価。温、冷ともに味わいたい。
秋田の米はうまいし、イブリガッコも良い。ただ料理の味付けは、どれも濃い、甘い、しょっぱい。美人県との噂だったが、秋田こまち、という美人はいたか?会えたかは不明。