今回は「山形・福島」編!
山形
そば屋のラーメンがうまい。麺類の消費は日本一の県と言われるが、家ではなく店で食べるらしい。そば、ラーメン、麦きり。やけに硬い太いそばが山形そばの印象だが丁度いいのが庄司屋、または三津屋。大石田の辛味大根汁のつけそばは辛くてうまい。これは会津では高遠そばと呼ばれる。
庄内地方では、うどんを麦きりという、やや細い乾麺のうどんがある。稲庭うどんに近いが、こちらは安価。夏に良い。そば屋では鳥中華(寿々喜、水車)や、冷やしラーメンがうまい。面白いものだ。他に酒田ラーメン、米沢ラーメンは海側と山中なのに共通点が多い。さっぱり醤油ラーメンで麺が細。
庄内ではクラゲも菊の花も食べるがそんなにうまいものではない。
米沢牛は焼肉で食べたが脂は好みが別れる。やはり駅弁くらいが手ごろでうまい。
フルーツ王国としてサクランボが良い、佐藤錦がうまい。ラ・フランスも季節には気楽に食べられる。尾花沢のスイカも日本一。
そのうえ最近は米でも「つや姫」という新製品がでた。他の県は山形のやり方を学ぶべきだろう。
福島
会津もそばがうまい。そば粉100%が多い。山都のまた奥、宮古のそばは忘れがたい。
喜多方ラーメンはよく行った。ここが日本三大ラーメンのひとつ。喜多方は朝ラーメンも流行っている。会津ラーメンも似たようなものだろう。白河ラーメンはやや濃い目の醤油ラーメン。
最近の会津名物カレーやきそばは食べても違和感がない。個性が相殺されるのではないか。カレーと焼きそばの境目に、ご飯を置くとガッツリ系に良いだろう。
会津は馬刺し、鰊の山椒漬もうまい。魚介はいわき、小名浜港のメヒカリ。好みはから揚げだった。福島は浜通りに中通り、会津地方と広いし、それぞれに個性豊かな食文化がある。