福岡県内の保存蒸気機関車は多い。国鉄の蒸気機関車定期運用の終盤まで筑豊本線、田川線などでは沢山走っていたものだ。思い出の機関車としてはまずデロクマルの61番。芦屋の高浜公園に良い状態で保存されている。筑豊本線の名物機関車だっただけにげ根来時代も何度が出会ったことがある。45年たって再会できるとは感慨深いものがある。
![2013年4月芦屋高浜公園](https://kenken1.com/wp-content/uploads/2021/02/word-image-83.jpeg)
![1973年頃の筑前埴生付近を走るデロクマル](https://kenken1.com/wp-content/uploads/2021/02/word-image-84.jpeg)
田川線や後藤寺線、伊田線などの炭鉱線では「大正生まれの力持ち」と言われていた96型が最後まで活躍していた。筑豊本線のさよなら運転では96型の重連だったのは印象深い。まだデゴイチもデロクマルもいたのにと当時は思ったものだ。
![2013年4月田川市立石炭・歴史博物館](https://kenken1.com/wp-content/uploads/2021/02/word-image-85.jpeg)
田川市にある石炭・歴史博物館ではさよなら運転をした老雄96型が保存されている。ここは有名な石灰山である香春岳も見えるし、敷地内には炭鉱ゆかりの遺構が沢山保存されている。大正から昭和時代の苦労と炭鉱の街の繁栄がしのばれる。
![1974年12月直方機関区での雄姿](https://kenken1.com/wp-content/uploads/2021/02/word-image-86.jpeg)
北九州の貝島炭鉱線は国鉄の本線上から蒸気機関車が消えてからもしばらく走っていたので行ってみた。高校受験を終えた中学3年の春休み。4月からは離ればなれになる友人との思い出旅行ともなった。筑前宮田駅でおりると大きな炭鉱設備がまず目に入った。そこからそんなに遠くない専用線をコッペル(ドイツ製)、アルコ22号(米国製)の古い蒸気機関車が炭鉱を埋める土砂?をのんびり運んでいた。
![1976年4月貝島炭鉱遠景](https://kenken1.com/wp-content/uploads/2021/02/word-image-87.jpeg)
![2016年11月宮若石炭記念館](https://kenken1.com/wp-content/uploads/2021/02/word-image-88.jpeg)
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