私の人生でこれほど温泉三昧の期間もない。それだけ身近によい温泉が多いということ、年齢的にも好む頃なのかもしれない。日本三大温泉は登別、草津、別府となっていて東北は入っていない。しかーし名湯、秘湯は数知れず。大分の温泉県とまではいかないが
東北6県それぞれ個性がある。私が行った主な温泉を紹介する。(2012年当時)
目次
温泉
- 青森:酸ヶ湯温泉、蔦温泉、浅虫温泉、大鰐温泉etc
- 秋田:乳頭温泉鶴乃湯、玉川温泉、蒸けの湯、さとみ温泉etc
- 岩手:ふけの湯、鶯宿温泉、花巻温泉、台温泉etc
- 宮城:秋保温泉、作並温泉、鳴子温泉、鬼首温泉etc
- 山形:湯野浜温泉、湯の川温泉、温海温泉、肘折温泉etc
- 福島:髙湯温泉、いわき湯本温泉、野地温泉、磐梯熱海温泉etc
青森
酸ヶ湯温泉、蔦温泉、浅虫温泉、大鰐温泉、小牧温泉、奥入瀬温泉、不老不死温泉、椿山温泉
酸ヶ湯温泉
酸ヶ湯温泉。すかゆと呼ぶ。ここは混浴を楽しむ?温泉場である。冬は湯けむりで何も見えない。これが良いのだろう。豪雪で有名だがそれはそうだ、八甲田山の中腹にあるような場所だからここの積雪は当然。青森市内の積雪ではない。
蔦温泉
つた温泉は温泉が湧く場所に建物を作った。なので木造の湯舟の底から湯が出る。時々泡も出る。まさに湧いている。木造の旅館をギシギシ歩く、階段を上る、廊下を渡る、とても気分が良い。
不老不死温泉
海のそばにある。ここも混浴だが女性は勇気が?いるだろう。日本海に沈む夕日を見ながら…。冬は無理。
秋田
乳頭温泉鶴乃湯、玉川温泉、蒸けの湯、さとみ温泉、大湯温泉、阿仁マタギ温泉、小安峡温泉、泥湯、安楽温泉
乳頭温泉鶴の湯
大露天風呂は混浴。夜中に大きな露天風呂で裸電球1個。カップルがあちこち一緒に入っているがよく見えない。足元は砂地だが、ところどころ湯が湧いているので、そこは熱い。
玉川温泉
玉川温泉は岩盤浴の元祖。あちこちから硫黄ガスが噴出して危険な場合もある。私には香ばしくもある。単独の源泉湯噴出量は日本一らしい。流れ込む川に魚はもちろん、水草も生えない毒水だった。下流の田畑も不作、ようやく湯を中和する工夫が江戸時代後半から始まった…。
秘湯は山にも海にもある。pH1の強酸性の玉川温泉、これは強烈だ。うかつに顔を洗えば目に染みる。お尻の痛い人も出る。味は…、シビレル辛さ、酸っぱい味。浴場も薄めた湯から入って慣れた方がよい。飲用には薄めたものがあるのでそちらを。岩盤浴の元祖でもある。放射線を出す岩盤(北投石)があってこその玉川温泉である。ガスの吹く岩場はつまり火口あとか。そう見れば違和感がない。
安楽温泉
なんでもない湯がよい。
岩手
ふけの湯、鶯宿温泉、花巻温泉、台温泉、金田一温泉、湯田温泉
広い県だが意外に温泉県であることが有名ではない。花巻温泉の元々はそこで湯が湧くわけではない。2キロ奥の台温泉からの引き湯であった。現在は戦後の開発で自噴、独自源泉がある。一大リゾート地を目指して開発した、モデルは宝塚で、東北の宝塚を目指したのが昭和の初期。そんな歴史と大きな志には驚いた。
八幡平ふけの湯
ここらは温泉だらけ
花巻温泉郷
宝塚のようなリゾートタウン?
金田一温泉
座敷わらしが出る宿で有名?
宮城
秋保温泉、作並温泉、鳴子温泉、鬼首温泉、鎌先温泉、中山平温泉、青荷温泉
秋保温泉
秋保温泉の景色。佐勘、岩松が有名。
秋保大滝
水量が多い。
作並温泉
秋保と並ぶ?仙台の奥座敷。
鳴子峡谷
紅葉は素晴らしい
鳴子温泉は湯の種類が多いのが有名。中山平にはウナギの湯がある。アルカリ性の湯は肌がトロトロする、油断してはいけない。単に皮膚の角質部分がとれるだけ。あとは乳液で保湿しなくては。温泉成分によっては入浴後も肌しっとり、の湯もある。
山形
湯野浜温泉、湯の川温泉、温海温泉、肘折温泉、天童温泉、東根温泉、蔵王温泉、黒石温泉、上山温泉、赤湯温泉、小野川温泉、白布温泉
蔵王の温泉地帯は有名すぎるほど。大露天風呂もある。ここもpH2程度で酸性湯。スキー、樹氷見物がある冬こそ訪れるべき場所だろう。日本海側と山中、出羽三山あたりは有名な温泉地ばかり。酸ヶ湯に負けない豪雪地帯は肘折温泉。ここは盆地、火口というような場所に湯が湧いている。ここの積雪が多い、というが山形市内の参考にはならない。
奥湯野浜温泉
温海温泉
銀山温泉
福島
髙湯温泉、いわき湯本温泉(ハワイアンリゾートも近い)、野地温泉、磐梯熱海温泉、東山温泉、熱塩温泉、芦ノ牧温泉、湯野上温泉
温泉は泉質が酸性側か、アルカリ側かで大きく変わる。鉄分が多いと酸化して茶色になる。
塩分が多いとしょっぱい。岩塩または海水が混じる湯もある。透明か白濁か?白く濁るほうが温泉効果は高いように思えてしまう。湯の香り。硫黄臭いのを香ばしいと私は思うが。あとはロケーション。谷川、滝、山に海が絶景だと気分は最高。冬の雪景色の中、夕日や朝日を見ながらの入浴もよい。温泉は湯が勝負、あとは景色と行き帰りの旅程、食事が楽しみである。泊りなら地元料理に地酒。文句の言いようがない。
野地温泉
磐梯熱海温泉
芦ノ牧温泉
思い出すのはまだまだあるが。日帰り温泉施設も数多く行ったものだ。2011年の東日本震災時にはしばらく風呂に入れなかった。一月後か、わざわざ山形まで日帰り温泉に入りにいった。体を洗うと垢が?ボロボロと落ちるのがわかった。驚いた。実に極楽気分だった。
以下はおまけの2枚。
これは大浴場、とも見える。天然のバスクリンも入っている?蔵王近くに温泉だらけなのはよくわかる。
ここらも温泉が多い。